always and forever

2001年2月17日 土曜日 午前 1:42:02

 たくさんの人と会っている。誰もが生まれてから何万人もの人と擦れ違い、その内何千人かの人と交流し、出会いや別れを繰り返す。何かが生まれ何かが死に、傷つけ傷つけられ、愛し愛され、そして憎んだりもする。人生は難しい。人は人と関わらずにはいられない。

 それにしても色んな人がいるなぁ、この世には。出会うのが良い奴ばかりではないけど、面白がるくらいの心の余裕は持ち続けたいなぁ。最近の僕のモットーは「笑い飛ばす」ってこと。トラブッても困難にぶち当たっても笑い飛ばす。マイナスな思考になってしまったらダメ。プラス思考でもダメ。なぜってそれは現実逃避の一種だから。フラットな状態で笑い飛ばしながら生きる。・・・・自分で言っておいてなんだけど、出来るかなぁ、そんなこと?なんてこと考えてもダメ。そう思ったらフラットな思考で笑い飛ばす。冷静に興奮する、って感じかな?

 話が逸れてしまった・・・。とにかく人と会う期間な気がする今日この頃。その成果はいつ頃出るのやら・・。お楽しみに。

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2001年1月21日 日曜日 午前 4:12:23

 ウィルス騒動もあり、落ち着いて日記の更新をする間もなく、今日はようやくPCの本格的な調整を半日かけてしました。しかし、僕のPCに感染したウィルスは拡張子「.dll」のファイルに一匹だけ残っていて、こいつを削除して良いものかどうか・・・、何と言ってもシステムにかかわるファイルだし無闇に消してしまったら怖いので共存していくことに・・・。ということで、もしも僕からのメールと共におかしな添付ファイルが送られてきたら、即削除してください。

 さて、2001の幕開けライヴは何かが生まれました。小さな種子が、まるでタンポポの綿毛のように、フワフワとその場のみんなの心に届いたのではないかと思います。そんな手応えを感じました。本当にありがとう。その種子を育ててゆくのは僕や沢田さんや「Live Cafe Music」のスタッフ達だけではなく、受け取ったみなさん・そして違う場所からも応援してくれたみなさん、その全ての人なのです。#2を頑張って実現させます。きっとそこでお会いしましょう。今までの音楽界の常識を少しずつ広げていこうと思っています。

 「愛の歌」は以前ある程度・・7割位かな・・作っていた楽曲でした。沢田さんや彼女のスタッフと話をして、一気に作り直しました。レコーディングはあれこれ試行錯誤を繰り返して、かなりの時間が掛かりました。沢田さんのひらめきに助けられたりしながら、作り上げたのです。何だか自分で思っていたよりも良い楽曲に仕上がりました。ここでもう既にコラボレートしているわけで、ある意味レコーディングを終えた段階で満足度は高かったのです。

 しかし、これがことライヴのこととなると、また違ってきます。レコーディングでも僕らはあまり歌い直したりしませんが、ライヴはそれこそ一発勝負!基本的にやり直しはききません。特に今回のような演出されたものに関しては流れを止めてしまうことになりかねません。しかも自分ひとりのライヴではないので、自分勝手は許されません。当日の本番直前ギリギリまで練りに練った内容でした。完全とは行かないところもありましたが、僕は沢田さんの素晴らしい歌やパフォーマンスにビリビリと反応し緊張感を高め、沢田さんは僕の呑気なペースに気持ち良く乗ってくれて、まるでヴォーカル・デュオなのかソロ・ヴォーカル×二人なのか・・息の合い方は自分達が驚くほど良かった気がします。忘れていた(あえてそう言いましょう)歌うことの気持ちよさを思い出した気分です。

 今は無き新宿日清パワーステーションで行っていたライヴ。あの頃から今回の形の構想がありました。ようやく第1回目が実現したのですから、2回目3回目・・・・と続けていければと本気で考えています。

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2001年1月3日 水曜日 午前 1:00:53

 沢田さんとのふたりの掲示板に一度は書いたものですが、途中からは削除しました。長すぎました。ここには全文載せます。今回は途中から真面目になってしまいました。2001年最初の日記です。

 ようやくお正月な気がする今日、天気の良さに気分は最高です。東京は人の数もいつもより少ないようです。もちろん、神社や繁華街はいつものように賑わっているのかもしれませんね。ちょっと歌を練習したり、その他の練習(秘密特訓!)をしたりしながら、空の高さに「出かけたい虫」がムクムクと動き出しそうになります。本当に良い天気!10日も晴れるといいなぁ。平日だからみんな来にくいのかな?ワインだけじゃなくプレゼントもあるんだけどなぁ・・・イカン・・物で釣ろうとしている・・。

 でもね、思うのですよ。ライヴって、もっともっとその場にいた人たちだけの秘密めいた・共有の楽しみであって良いと。もちろんそれには東京以外の場所でも行わなくちゃフェアじゃないし、そういう努力は僕らもスタッフもしなきゃいけない。やっぱり1回目から成功させなくちゃ続けられないしね。ちょっと悲しい現実を書くと、以前やっていたパワーステーション(ps)でのゲスト入りマンスリーライヴ。当時のスタッフの中には止めたがっている者もいたのです。何故かって大変すぎるから。でも僕は毎回ゲストが誰かも知らないのに「Sold Out」になるってことはみんなが楽しんでくれてるっていう証拠だと思って頑張っていました。でもPS自体が無くなってしまったし、でそのままフェイドアウトになってしまったわけで、なんだかとても虚しい思いがあったわけです。「続けること」って1度でも失敗してはいけないことなのです、今の僕らにとっては。

 ふたりで行うライヴなので「池田聡」色が薄まると思っている人も多いのではないでしょうか。今回は演出家もいて、僕らの自由なトークやアドリブだけで構成されているわけではありません。あの沢田さんの「突っ込み」と僕の「ボケ」(両方とも天然ですが・・・)ももちろんあるのですが、「演出」がある部分も存在します。上には失敗できないと書きましたが、「間」や「台詞(?)」でとちったりするかもしれません。動きがぎこちなかったりするかもしれません。まだまだ成熟したステージにならないかもしれません。でも、僕らの、その「新しい試み」を観て欲しいのです。

 そこから何が生まれるのか?それを観て欲しいのです。そしてそれは育っていけるかどうか?それは僕らの努力だけでは足りないかもしれません。その場で、一緒に、「生まれる」瞬間に立ち会ってください。

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2000年12月24日 日曜日 午後 7:22:35

 大阪から帰ってきました。2日間のライヴ。今世紀歌い納め、という選曲で臨んだわけですが、楽しんでいただけたでしょうか?来れなかった方々、次回(21世紀に!)お待ちしています。場所が遠すぎるよ!という方々、ごめんなさい。少しずつですが色んな所に行けるよう努力します。

 しかし、22日は暑かった!ほとんどMagic Showのようでした。何もないはずの髪の中から大量の水が湧き出た・・・、としか思えないような汗の量でした。2・3曲目は汗が目にしみて痛くて参りました。あんなに汗をかいたのは長いライヴ経験の中でも初めてだったと思います。

 帰ってきて驚いたのはメールの数の多さ!ライヴの感想がたくさん届いていました。これからゆっくりと読ませていただきます。そういう反応・反響が僕らのエネルギーになります。皆さん、本当にありがとう。

 さて、今までの東京・大阪での写真は稲葉さん待ちです。CD-ROMに焼いて送ってくれるといっていましたが、果たしていつ頃になるのでしょうか?届いたら公開出来るものだけ(!)を載せます。ダハハハハ・・・。凄いことになってそうですね・・。全部公開出来なかったりして・・・。

 とはいえ、まだ30日が残っています。今年・今世紀の歌い納めです。頑張らないといけませんね。そして、1月10日には「歌い初め」のLive Cafe Musicがあります。年末年始、お楽しみに!

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2000年12月1日 金曜日 午後 2:06:38

 いよいよ20世紀も本格的なカウントダウンに突入!ですね。あぁ、何だかやらねばならないことが山ほどあるというのに何から手をつけたら良いのか・・・。昔、子供だった頃には21世紀というのは程遠い未来で、20歳前後の冷めだした年頃には21世紀は昨日と今日の関係のように「何も変わらない明日」のようなものだと考え、基本的に今も同じような考えだけど、もし自分の中の何かを変えていくきっかけが欲しいのならば良いタイミング・良いチャンスかもしれないな・・と思ったりしています。

 さて、Live cafe music の詳細が決まってきたようです。もうチケットも購入出来るようです。infoページで詳しく載せているので、そちらを見てみてください。

 ところで、左の画像は Live cafe music のチケットです。何と今時写真入のチケット!!僕が子供の頃はチケットというものは記念に残るものでした。これはまさにその再来です。味気ないプリントアウトのチケットにしなかったということがスタッフの心意気&やる気を感じます。そしてそこに僕と沢田知可子さんの心意気&やる気も感じてもらえると嬉しいです。(残念ながら都合がつかない方々!!web中継の実現に向けてスタッフ一同頑張っています。待っていてください!)

 まぁ、その前に今月(2000年12月)の僕自身のライヴがあるわけで、これは何が何でも気合が入ってしまいます。(気合が空回りしそうで怖い・・・・)ただ、風邪の後遺症の咳がまだ退かない・・・。誰か良い方法を教えてください。そう云えば昨夜は眠れたなぁ・・、久しぶりに。

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2000/11/25 (土) 午前 12:20:07

 昨晩(つい先ほどですが・・)は黒田アーサーさんと待ち合わせをして、観劇(美波里さんご出演!)してイタリアンレストランで夕食をとりました。そう云えば「ジャック・ブレル・・・」からもう1年も経つんですねぇ・・、などと感慨深くため息をつきつつお酒も飲まずに楽しいひとときを過ごさせていただきました。時が経つのは本当に速くて、自分は立ち止まったままなのではないだろうかと妙に不安になったりもします。ライヴももうすぐだし、そんなことを考えている暇は無いのだけど、こんなのんびりとした僕でも時の流れの中で沖へ行ったり波打ち際に辿り着いたり、まるで漂流者のような、もしくはメッセージを入れて流したビンのように、誰かにそのメッセージを届けたいのに速い流れに揉まれ澱みに埋もれ、ある時には何日間も人の声を聞かず沈み浮かび、発する言葉も忘れそうになりながらじっと己の掌だけを見つめている・・・。などという運命論者的な言葉を書き連ねてみるのも面白いものだな、と思っていました。

 年末のライヴ、考えてみれば20世紀最後のライヴ。恒例のクイズも近々告知します。今回は何曲目がいい?そして新年の沢田知可子さんとのコラボレート・ライヴ。チケット代が高いのには秘密があります。テーマは「大人のためのライヴ」、そして「おもてなし」。僕のパワステのライヴの発展形と考えてください。まだ決定ではないですが、ネットでストリーミング中継を計画中です。ライヴは生が一番ですが、そうもいかない皆さんにも楽しさの一端をお届けしたい、これが「おもてなし」の企画の一部です。実現を、僕も、願っています。

 来年はアルバムを出せると思います。でも、今から1年後かもしれません。お楽しみに。

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2000/10/23 (月) 午前 4:42:05

 久しぶりに風邪をひいてしまい、先週は2〜3日寝込んでしまった。といっても、大したことはなかったのだけど、することがいくつもあって、それ以外の時間は「寝る」ことに徹するように努めたわけだ。風邪はとにかく眠るに限る、と思ったのに、僕はとにかく眠れない。直ぐ眠くなるのに、寝続けられない。最近の睡眠のパターンは3時間すると起きるというもの。7時間がベストで、8時間以上寝ると頭痛が1日中する。なので、3時間+3時間で起きてしまうので計6時間。睡眠に関してちょっと欲求不満。あと1時間が難しい。そんなこんなで風邪の治りも遅い。今はちょっとだけ咳が残っている。しかし、何故治りそうなタイミングになると急な打ち合わせとか入るのでしょうか?不思議です。

 2000年の年末はライヴで盛り上がろう!ってことで12月30日に1日早いカウントダウン(?)、さてこんな忙しいときに皆さん観に来てくれるのでしょうか?しかも東京・大阪共2日あるわけで、大阪なんてクリスマス直前。本当に客足が心配です。皆さんお待ちしています!

 そして、2001年初っ端からライヴです!1月10日に沢田知可子さんと僕のジョイントコンサートがあります。場所が青山・円形劇場!前々から、それこそ3・4年前から計画しては消える・・、という僕たちにとって「幻」だった企画がようやく実現することになりそうです。いつもの僕や沢田さん各々のライヴとは違うものになります。乞うご期待!!

 年末年始はライヴラッシュです。僕も大変です。もしも、皆さんの時間が許すなら、お見逃しなく!風邪なんかひいてる場合じゃないのです!20世紀最後に、そして21世紀最初にお会いしましょう!!

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2000/10/11 (水) 午前 3:19:28

 すっかり寒くなって来てしまいました。苦手な季節の始まりです。まぁ、冬には冬なりの楽しみがあって、例えば鍋料理が旨い季節だ!とか、人によっては冬の方がお洒落が出来るなぁ・・、なんていう人もいるでしょう。(ちなみに僕は違います。)そのくせどうせ寒いなら寒い地方へ行きたくなったりもします。例えば真冬の北海道!どうせならカナダあたりにも行ってみたいものですね。NYなんてところも凍えるような都市ですが、冬が似合う気がします。寒さが嫌いなくせに寒さに震えながら歩くNYの街並みに思いを馳せてしまうなんて!?矛盾している気がしますが、あそこになら住める気がします。LAではないというところが僕らしい気がします。変なの・・・。

 最近、といっても昔から夜型の生活をしている僕ですが、真夜中にギターを爪弾くことが好きです。もちろん近所迷惑なほど大きな音でかき鳴らすようなことはしません。いわゆる「ポロロ〜ン」て程度です。歌は歌いません。TVを観ながらポロロ〜ン。お茶をしながらポロロ〜ン。飽きたら新聞を読んで、また気が向きとポロロ〜ン。また飽きたらPCに向かって一通りメールチェックしてポロロ〜ン。デモテープを作る合間にポロロ〜ン。(音楽を作っていて、休憩中に音楽を奏でる。気分転換にならない気がするな・・・。)タバコの代わりみたいなものなのでしょうか?吸わないので解らないけど。何かにつけ間を埋めてくれるギターの音色。やっぱりアコースティック・ギターの音が一番好きですね。しかし、これでもうちょっと上手かったらな〜・・・、しみじみと思う今日この頃です。

 さて、思ったより早く10万アクセスを達成しました!本当は99,999人目のアクセスをした人にも何かプレゼントをしようと思っていたら、急にアクセスが伸びて間に合いませんでした・・。トホホ・・。99,999人目の方ごめんなさい!もっと早く迅速な更新をしていたら・・・。次は、目指せ20万アクセス!まぁ、焦らず気長に行きましょう。皆さん本当にありがとう。これからも引き続きよろしく!

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2000/09/24 (日) 午後 8:11:34

 一昨日のこと、一時帰国している圭三くんの写真展に行ってきました。彼らしい写真の表現に妙に嬉しい気持ちになりました。最終日の終了間際に行ったのでその日ゆっくりと話を出来なくて残念だったなと思っていましたが、昨日、共通の友人のバースデイパーティーがあって、誘ったら突然だけど参加表明!そこでもゆっくりとはいかなかったけど話が出来て、元気で楽しく米国生活を謳歌していると聞き、こりゃぁ、遊びに行かなくちゃ!なんて勝手なことを考えてしまったのでした。住んでいる世界が大きいということが彼には何より気持ちの上で良いことのようで、表情も明るく感じました。写真展の詳細が分からなかったので、このページに告知できなかったのが残念でした・・・。

 今月に入ってからPCの調子が悪く、原因はPCの置き場所を変えたから(?)かな・・、なんて、そんなことが原因とは思えないのだけど、なんとさっきBIOSをいじって設定を変えたら見事に復活!Windows98ではなくてDOS/V上のことなので、触ることを躊躇っていたのですが、人間為せば成るものです!PCはやっぱり気難しいですね。何が原因で臍を曲げているのか、時々まったく判らないことがあります。機嫌が直って良かった!でも、あぁ・・、怖かった・・・。BIOSを触るなんて・・・、二度としたくないですね。これで、更新するスピードも少しは速くなることでしょう!?・・・頑張ります・・・。

 最近の東京は秋の長雨なのでしょうか、一雨ごとに涼しさが増してきています。オリンピックの盛り上がりを他所に、あぁ、もう直ぐ冬が来るんだなー、と季節の過ぎ去る早さの驚いています。毎年のことなのに・・不思議ですね。今回のオリンピックは、もちろんドラマはあるのだろうけど、集中して感動したりする時間がなくて、後追いで「ハー・・そんな結果だったのか・・・」と唸ることが多く、前回のように曲が生まれたりはしませんでした。しかし、そんな中でも柔道の田村、井上選手には感動させていただきました。良い笑顔でしたね。ただ、毎回思うことですが、金メダル以外の選手のことも、もっともっと称えてあげて欲しかった。それが難しいのは分かるのだけど、「参加することに意義がある」オリンピックが、「勝つことのみに意義がある」オリンピックになってしまっている気がして、もちろんスポーツは勝つことを目指しているわけだし、勝つつもりでハードなトレーニングを重ねているのだから勝ちたいし勝って欲しいのは当然なのだけど、その努力こそが評価されるべきものという気もする。仕方ないことなのかもしれませんけどね・・・。

 年末のライヴはもう直ぐこのサイト上で、フライングして、発表できると思います。マネージャー岩本くんに励ましのメールを!約束どおり今年中にライヴが行われるのでしょうか?どうなることでしょう?

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2000/08/21 (月) 午前 2:26:36

 実に2ヶ月ぶりの日記。正直に言えば忙しかったということと、怠け者の自分も顔を出したということか・・・。イカンですね。ライヴ後は少し気が抜けていたのでしょう。

 改めて、ライヴに来てくれた皆さん、本当にありがとう。来れなかった(場所的に、時間的に、金銭的に、チケットがsold outして、等など色々と理由はあるでしょうが・・)皆さん、次回はもっと努力します。都合がついたら次回は是非お会いしましょう。やっぱり、生はいいですね。大阪と東京とでは、ライヴというものが、まったく違う生き物のようでした。両方とも見たという方は少ないと思いますが、僕自身ではまったく違う歌を歌っているような気分でした。どちらが良いとか悪いとかということではなく、場所の雰囲気や、その日の気候、寝起きの善し悪し(結構左右されるものです!)、色んなことで歌は変わるのです。もちろん、どんなときでも変わらぬ表現をする、出来るというのがプロだとも思います。ということは、僕の歌はまだまだ完成されていないのかもしれませんね。

 さて、昨夜のことですが、とあるご夫婦たちと会食をしました。僕とはまったく違う世界に生きる方々です。東大で数学を専攻していた旦那さんと法律を学んでいた奥さん、そして上智に学んだ友人・・・。おぉ、なんて高学歴!彼らは【池田 聡】という歌手の存在さえも知りません。本当に違う世界の住人です。「どんな音楽をしてらっしゃるのですか?」というのが質問の中にあったぐらいです。でも年齢は割と近いのでほぼ同じものを見て聞いて体験してきています。共通する話題も(少ないけど)あるのです。話をするうちにお互いの仕事などで経験してきたことがあまりにも未知のことなので面白くって楽しくって、気が付くといつの間にか朝になっていました。

 世の中にはまだまだ色んな人がいるのだな・・、と感心してしまいました。こういう感想も変ですが、高学歴の方と知り合うことのほうが少ない気がするので、興味深かったです。当たり前ですが人生が大幅に違うわけです。(学歴に関係なく、誰だって人生は大幅に違いますが、なんて言うのでしょう・・、とにかく違うわけです・・・、なんとなく判ってもらえますか?)お互いの生きている世界の狭さを感じた一夜でした。

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2000/06/25 (日) 午後 5:25:29

 流石に梅雨は鬱陶しい。今年は小ぶりな雨か霧のような細かい雨が特徴だ。こんな日が続くと青空が恋しくなる。日曜日なので街ものんびりしている。もっとも繁華街に行けば、こんな冴えない天気でも(今は雨は降っていないけど・・)大勢の人が繰り出して、まるでお祭りのようなのだろう。東京なら池袋、新宿、渋谷、銀座界隈は1年中お祭り騒ぎだ。

 この頃音楽をすることや考えることが楽しい。まぁ、いつでも音楽は趣味でもあり仕事でもあり楽しいことなのだが、どう違うのか?と問われても上手く説明が出来ないのだけどとにかく楽しい。少しづつだけど次のリリースに向けて前進している感じ。具体的には相変わらず「大人の事情」が働く世界のことなので詳しくはまだまだ言えないけど、以前よりも変な圧迫感が減っているので気は楽だ。

 さて、鬱陶しい今日の気分をすっきりとさせるためにも何かしようと思い立ったのが料理。久々の“男の手料理”。さて何を作ろう・・・。では買い物に行ってきます。

 ・・・・4時間経ちました。食事も終わり。ということで今日の料理。今日の料理一覧時計回りに左上から「梅・胡麻・じゃこ御飯」、「小アスパラと薄切り牛肉のオイスターソース味」、「デザートのミルクレープ」、「キャベツとカリカリ油揚げのサラダ/胡麻油ドレッシング」、「鶏胸肉のソテー/きのこソースがけ」 。去年の"男の手料理”第1弾よりもシンプルになった気がするな。実はあまり牛肉は食べないので(僕は豚肉好きなのだ)、それでも贅沢(?)なのだ!作り方はどれも簡単。御飯は梅肉、胡麻、じゃこを炊き立ての御飯に合える。そのとき醤油とごま油少々(隠し味程度)を忘れずに。アスパラ(これは普通のアスパラでも可)を軽く茹でておく。牛肉とアスパラを合えたとき火を通し過ぎないように!サラダはとにかく油揚げをカリカリに。御飯で余ったじゃこを振り掛けましょう。鶏はソテーしたフライパンをそのまま使ってきのこソースを作りましょう。

 油ものも多いけど野菜がポイントです。たまにやるから面白いのだろうけど、一応栄養のバランスを考えたりしたつもりです。と言いながらデザートまで作ってみようというのが道楽ですね。

 ミルクレープは初めて作りましたが、クレープを作るのって簡単だと思って侮っていました。ドゥリエールのようにクレープ自体をやわらかく仕上げるのは難しい物ですね。当たり前か・・・。ちなみに間に挟んだのはカスタード・クリーム(作りました)とイチゴジャム(既製品ですよ)でした。しかし何でここまでやりたがるのでしょうか?男っていうものは・・・。しかもこういうページで披露したがるし。本当に「男子厨房に入る」時代なのかもしれませんね。第3弾をお楽しみに!・・・1年ぐらい後かも・・・。

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2000/06/07 (水) 午後 4:00:41

 気持ちの良い午後。暑過ぎず、涼し過ぎず。好い季節です。万年呑気な人間の僕ですが、相変わらずな調子です。それが良いのか悪いのか、と言ったら良いとばかりは言えないのですが、こういうときだからこそ自分のペースを見失わずにいようと思っています。

 しかし、この日記を書き始めて1年ちょっと経ちますが、人に読まれることを前提とした日記というのも奇妙な物ですね。大体人前で歌ったり演じたりすること自体が照れくさいことで、それをしている人間だからこういう事が出来るのかな・・、と思っていたわけです。しかし、言い方に御幣があるかもしれませんが、いわゆる「素人」さんが自分のHPを持ち日記などを公開する時代になっています。声高らかに言いたいこと・主張があるとか、問題提議するとか、同じ趣味の人たちの情報交換の場・サークルとしてとか、凄いことになっています。

 普段の生活の中でのコミュニケーションが希薄になっている時代だからでしょうか、電脳の世界がリアルに近づいて来ているようです。(ただ便利だから使っているって人も多いでしょうけどね。)

 さて、最近の僕の動向の中で特筆すべきことは、何と柔術で青帯になったことです!柔術には白・青・紫・茶・黒と5つのランクがあるわけですが、2年半柔術を続けて青帯というのは割と遅いかもしれません。でもどんなこと(悪いことはダメですよ、当たり前だけど。)でも続けるというのは価値があること。運動から遠ざかっていた十数年とこうして毎週1〜2度だけでも体を動かす2年半、どっちが言いかといったら確実に後者です。特に柔術は生涯続けていけそうなスポーツです。皆さん、今からでも遅くは無いですよ。

 先日、久しぶりに沢田知可子さん宅に招かれて大いに盛り上がりました。一緒にライヴやろう!という話しまで飛び出しました。現実することが出来ると好いなと思っています。大人の事情をかいくぐって、もっと自由にそんなことが出来るようになると好いですね。実現することをお楽しみに!

 今日は昼間だったのでまともな日記になってしまいました。

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2000/05/14 (日) 午後 10:07:52

 今年は何だか順調に季節が過ぎていく気がしている。春も気持ちよく春だったし、梅雨の訪れも素直そうだ。カレンダー通りに時間が流れていくことが異常なのかもしれないし、これこそが天変地異の前触れなのかもしれない。そう云えば先頃噴火もしたし、株価も下落、少年犯罪が多発し、小渕前首相も死去された。漠然としたものかもしれないけど、日本全国に不安感が拡がっているような気がする。

 最近読み終えた小説「月の裏側」。(最近凝っている「恩田陸」の作品。ホラーだとは思うけど異次元の世界に迷い込んでしまったようなズレを感じる小説です。)得体の知れない恐怖・・というよりも不安。大きな流れの中で、もがいても無駄だという事を知ってしまっている諦め。人はやっぱり一人では生きていけないものなのですね・・・。

 さて現実逃避型の皆さん、不安はヒーローに救ってもらいましょう!僕のPCのモニターの前にはそんなヒーローや怪人たちが並んでいます。懐かしのTVヒーロー達です。TVっ子だった僕はいつもこんな番組ばかり観ていました。でも当然彼らが本当に存在するなんて考えたこともありません。TVの中だけのお話だということは百も承知で楽しんでいたわけです。

 最近のヒーローは「ポケモン」でしょうか?あまり詳しくないのですが・・。エヴァンゲリオンは不安を増長させてしまった気がするし、今の小中学生のヒーローって何なのかな?TVだけではなく映画やゲームなど多様化しているのかな?

 とにかく僕らの世代のヒーローたちは単純でした。勧善懲悪パターン。それを打ち破ったのが「ヤマト」や「ガンダム」でした。いい年してこんな物を飾るって事自体嫌いな方なんですが、ここに並んでいるのはお気に入りのキャラクターばかりです。小さい写真で見分け難いかもしれないけど、全員の名前を言えますか?

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2000/04/11 (火) 午前 1:24:24

 春の雨は桜を散らす。東京はせっかく咲いた桜が今夜の雨で終わりになりそうだ。一雨ごとに暖かくなる。それはそれで嬉しいのだけど・・。

 曲作りもちょっと煮詰まり気味。事務所のHPはデザインはほぼ出来上がったのだけど、肝心のコンテンツが挙がってこない。内容があってこそのページ。難しいもんだ。

 最近妙に忙しいせいかあまり人に会っていない。もちろん友人と会っていないという意味だ。飲みに行ったりあまりしていない。PCにばかり向き合っているのは心にも体にも良くないかもしれないな。ちょっと一服・・・・。ということで緑茶とクレープで包まれたプリンを食す。セブンイレブンで仕入れてきたお菓子。う、うまい!

 実は僕は甘い物が好きだ。ケーキに尽きる。ミルクレープ、プリン、チョコレートケーキ。でもドライフルーツは苦手。レーズンなんて!チョコもケーキじゃなきゃいまいち。イチゴショートは永遠の美貌。クリームブリュレは深い憧れ。ティラミスは耽美な誘惑。妙な飾り事はいらない。シンプルに作られたものが良い。酒を飲みながらでもケーキはOK!

 もしかしたらこの素晴らしいケーキの数々を食すために、この忙しい最中、道場だけは欠かさず週2回は通っているのかもしれない・・・。運動の後のビールとケーキの旨いことといったら!!

 んー、やる気が出て来た。さあ、頑張って曲を書いて、このHPも更新しよう。道場にも行くぞ!そしてまたケーキを食べよう!(食いすぎ!?)

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2000/03/28 (火) 午前 2:11:52

 最近、実は大変なのだ。何が?と問われそうだけど色々とだ。

 「at Home」は発売されたけどインディーズなので購入しにくいらしく、大変だな・・、と思う。いっそこのHP、またはDIGITALAZIA.comにお願いするかして通販できれば良いのだけど、それは事務所がやるべきことのようにも思う。そう云えば報告が遅れたけどコロンビアレコードとは去年の秋か冬(誰に聞いてもはっきりしないのだけど)に契約を打ち切った。僕のようなタイプの音楽に対してやる気を無くしていた様なので僕のほうから再契約しないように事務所にお願いしていたわけだ。テイチク、コロンビアと2つのレコード会社と付き合ってきたわけだけど、この老舗の会社を経験して思ったことが、働いている人達(もともと音楽好きの人達)の音楽嫌いになっていく過程を見てしまったような気がすることだ。もちろん全員ではないけど・・。責任の一端が僕にもあるのだろうか?

 このページの更新が遅れ気味になっている原因も最近の大変さを物語る。

 なんと僕が事務所・K DASH のHPを制作しているのだ!経緯はこうだ。1〜2年前から圭三がいち早くwebsiteの必要性を事務所に訴えていたのにまったく埒があかない状態が続いていた。著作権の問題もあり、インターネットに懐疑的な意見もあった。しかし、皆さんも判っているとおり、web世界の進化は早い。それでも事務所の腰は重い。そこで僕が会長に進言した!「僕が作ります」、そして会長は一言「直ぐやれ!」。ここ2週間ほど時間的な合間を縫って製作中。出来れば4月いっぱいには立ち上げたいと思っている。僕のweb-designの天才性を見れるのはもうすぐ。(HTMLの知識とか、ああいうことを理論と共に感覚的に考えられる“理工系”なのが僕しかいないのだな・・・。しかし、アーティストの僕が作らなくても・・、とも思うけどね。)

 曲作りも進行中。

 曲も作っている!とあるミュージシャンと少しづつ形作る作業をしている。まだまだ全体像は見えてこないけど進んでいる。僕の気持ちとしては今年中にアルバムをリリースしたいと思っている。「青空も」入れる予定。ライヴで演奏していたときとは一味違う仕上げにする予定。予定といえばライヴも夏に行う予定。今回は何としても大阪に行くぞ!?名古屋はどうだろう?・・・何だか大変だけど楽しくなってきた。

 写真も快調に撮りためている。そのうち個人的にギャラリーで個展を開くかも・・。いやいや夢を見るのはまだまだ早い。先ずは作品ありき。このHPのギャラリーから始めます。もっとUPしよう。

 他にもまだ発表できない企画がある。どうなるのだろう。お楽しみに。とにかく大変なのです。

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2000/03/17 (金) 午前 1:43:37

 デビューしたのが1986年だから今年で14年になる。あの年に生まれた子供は中学二年生になり、あの当時5〜6歳でお母さんに甘えていた幼い子供達はもう立派な大人だ。

 それなりに新しいミュージシャン達と知り合いになったりするけど、不思議と名前がよく判らないバンドが増えた。記憶的に憶えられないというよりは意味の判らないネーミングのバンドが多くなった気がする。それとも知らないけど意味のある言葉がこんなに多かったということなのだろうか?響きがカッコ良いなら、まぁ、それはそれで良いのだけど・・・。

 さて、最近僕よりもずっとキャリアのある方々とお会いする機会がいくつかあった。先ず、PONTAさんのLive。PONTAさんはじめミュージシャンの方々、Char、吉田美奈子さん、泉谷しげるさん、近藤房之介さん。恐ろしい・・・。僕はここではペーペーである。近寄りがたい・・・。演奏は流石という他ない。Great!ほとんど一度か二度くらいのリハーサルであの出来は凄い。あの中にあっては僕はとても“薄味”、皆さん濃い。RockとJazzな人たち。(泉谷さんはFolkかな?)キャリアは伊達ではありません。(やっぱりちょっと恐い感じもする・・。)

 もう一つはドラマ「あっとほーむ」の主題歌「at Home」の記者発表で。鈴木康博さん、小比類巻かほるさん、山本達彦さん、沢田聖子さん、五十嵐浩晃さん、椎名 恵さん、三浦和人さん、庄野真代、細坪基佳さん。山崎ハコさんは都合で欠席。小比類巻かほるさんだけが僕より年下。椎名 恵さんは同じ’86デビュー。他の方々はTV・雑誌などで観ていました。初めてお会いするのは細坪さん、山崎ハコさんには会ってみたかったな・・。

 そう、レコーディングのときはバラバラに録音したのだ。一緒になったのは山本さんと小比類巻さんだけだった。

 それにしても鈴木さんなどはキャリア30年だという。(そのとき生まれた子供は30歳!)僕の倍以上のキャリアだ。(時々このHPを見に来てくださるとのこと。ありがたいことです。)小椋 佳さんにご挨拶できたのも何だか凄いことだな。そしてFolk系の人たちが多いせいか、皆さん優しく面白い。控え室では和み入ってました。

 短い間に沢山の大人の方々(自分も大人ですが)にお会いして、大人っていうのも千差万別、ペーペーの僕としては勉強になりました。楽しいひとときでした。

 それにしても色々なジャンルや繋がりがあるものです。そんな中で僕はノンジャンル・ラジカルで行こうと思っています。(ラジカルじゃなさそうだけど・・。)何処に行っても、誰とでも音楽は生まれる可能性があります。音楽はジャンルやタイプではありません。僕から発信するものは強いていえば「池田聡」というジャンルなのです。だって僕は“音楽そのもの”が好きなのですから。(この〆は、ちょっとクサイかな?)

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2000/02/08 (火) 午前 2:23:07

 月日のたつのは早いもので、このHPを立ち上げて丸一年。早々とおめでとうメールもたくさんいただき、今年2度目の正月を迎えたような気分。いまだにhtmlには苦しめられながら、javascriptの面白さに目覚めつつある今日この頃。

 この一年、このつたないHPを続けてこれたのも皆さんからの励ましのおかげです。本当にありがとう。

中村くん さて、今日はHP1周年とはまったく関係なく、中村雅人くんと飯を食った。久しぶりだ。彼はお酒が飲めないので、蕎麦屋で天麩羅や刺身をつつきながら、まったくの素面な会話を長々と続けた。

 話題は中西圭三論から伊秩弘将論、TKやスガシカオ、モーニング娘、そしていわゆるJ-POP全般にまで及び、新しい何かを探ろうとかなり深い場所にまで迷い込んだ2羽の小鳥、あぁ、僕らは何処へ行こうというのか?・・・話はこんがらがってしまったけれど、とても素面とは思えないような清々しい気持ちで最後にせいろ蕎麦をすすったのでした。

 しかしながら、すすればすするほど、まともな生き方をしていながらまともな生き方に感ずるジレンマともいえる焦燥。そういえばここは蕎麦屋ではなくうどん屋だったと気付き、なるほどぽっきん金太郎。つけ汁の濃さに満足を覚えつつもつのるばかりの喉の渇き。

 世界は早々簡単には変わるわけもなく、蕎麦をすすった途端に咳き込んでしまったような、自分の愚かさに笑い出して、そんな既視感に思わず手を止めてしまう。

 中村くんと僕の2人は割と大人で、そして子供で、そんな仲なのかもしれません。

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2000/02/04 (金) 午前 2:08:08

 写真は楽しいですね。今日は(正確には昨日・2/3)、ミュージシャン写真クラブ「経堂通信(?)」のメンバーたちで久々に集まって飲んだのです。坂崎さんにたくさんの珍しいカメラを解説付きで触らせてもらい感動しまくってしまいました。

 ひとくちにカメラといっても千差万別。人間の知恵の塊です。僕の持っているカメラはライカですが、もう一つ有名なブランドといえばコンタックス。カール・ツァイスといえば聞いたことがある人もいるでしょう。(ソニーのデジタルカメラやビデオにレンズを提供していたりしますよね。)このコンタックス、とにかくライカとすることがことごとく違うのです。絶対にライカと同じ仕組みにはしないという信念の塊、って感じです。日本のニコンのSシリーズはコンタックスのような外見を持ち中身はライカといわれています。

 とにかく、カメラ談議に花が咲きまくりました。永遠に続きそうな勢いでした。

 しかし、何故男はこういうメカニカルなこととかが好きなのでしょう。女性にも好きな人はいると思いますが、圧倒的に男性が多いですよね。写真を撮ることも好きですが、カメラの仕組みとかの話が尽きないのです。新しいカメラを皆で回しながら、その仕組みの素晴らしさに「おー!」と感嘆の声。楽しいひと時でした。

 最近はRF(レンジファインダー)・カメラが大流行です。続々と新商品も発売されています。世紀末の奇跡といわれる始末です。何故なら一眼レフと違ってRFは時代遅れな方式のはずだったからです。最新のRFカメラは露出計こそ入っているけどピントは手動です。ファインダーで見たままが写るわけではありません。でも、その手間がかかることが流行っている理由のような気がします。

 機械任せではなく、自分の手で「画」を作り描く。何でもお手軽になってしまった時代。昔はカメラもお手軽が売りだったはずだし、それを目指して進化してきたはず。デジカメなど本当にお手軽なものが溢れ出す時代になってしまった今、ちょっと前の不器用な道具が僕達には丁度良いのかもしれません。

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2000/01/28 (金) 午前 2:46:09

 昨夜、「Lord Of The Dance」を観てきた。タップが中心のステージ。知り合いからのチケット入手で、まったく予備知識なしに観に行った。それなりに楽しめる舞台だった。タップの凄さが伝わるものだった。

 ジャンルの違うステージを観ると思うのだけど、人間の「技」の凄さって奥深いと思う。歌でもダンスでも格闘技でも陸上競技でも、野球、サッカー、何でも良いのだけど突き詰めていくと凄いところまで到達できるのだ。人間技とは思えないようなステップ。今日は実に感心してしまった。正に「神のダンス」。

 上にあげたのはスポーツばかりだったけど、小説やエッセイなどでも到達点の高い人たちはいる。例えばフィクションでも真に迫る文章が書ける人とそうでない人では同じ内容でもまったく伝わり方が違う。ノンフィクションではもっと大きな差が出る。その違いは何なのだろう。

 今現在は「リアル」な時代なんだと思う。嘘や虚構を良しとしない時代。「本物」を求めている時代。では、「本物」とは?

 何故か(僕が考えるに)歌の世界において上手い下手はあまり意味をなさないような気がする。上手いか下手かではなくて、良いか悪いか。実は、ある時から僕は、上手い歌を歌うことを歌うことを心の何処かで否定しだしているのだ。問題は「何を伝えられるか?」。

 考えれば考えるほど歌うことは難しい。考えすぎても良い歌は歌えないし、考えずには良い歌は歌えない。そんなに難しいことだとも思えないし、とても難しいことに思える・・・。

 パラドックスですね、歌は。

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2000/01/01 (土) 午後 10:26:58

 あけましておめでとう!今年もよろしく!

 などと、あたりまえに始まった2000年元旦、いかがお過ごしでしょうか?僕はといえばなんとなく過ごしてしまいました。大学時代の友人の中にはY2Kのおかげで大晦日から泊り込みで働いている奴もいるようです。このHPに遊びに来てくれている人の中にも、先ほど「今もまだ会社にいます。」と年賀メールくれた人もいました。大変ですね、ご苦労様。今のところ大きな問題は起きてないようで、一安心です。

 さて、正月早々ですが、昨年僕の身の回りで起きた中で一番変だったことを記しておこうと思います。

 それは午後1時からの仕事があった日のこと。入り時間は午後1時丁度だったので12:30には家を出ないといけません。当然お昼を済ませてから仕事に行こうと考えました。しかし情けないことに目を覚ましたのは11:00。「食事の用意をするか、シャワーを浴びるか。あぁー、面倒だ、お弁当を取ろう。」まだ頭がすっきりと働いていない僕は、そう決断したのでした。

 お弁当屋さんに電話したのが11:15頃。ちょっと混み始めている時間なので、約40分ほどかかるという。その間にゆっくりとシャワーでも浴びて、今日着ていく服を選ぼうかな・・・。僕は安心しきっていました。

 ゆっくりといいながら、実はさっさと髪を洗いすっきりしたところで風呂を出ました。所要時間15分弱。後はお弁当を待つばかりです。11:30からのTVのニュースをチャンネルを回しながら見て、ふと気が付くともう12:00!そろそろ着いてくれないと間に合いそうにありません。しかし、僕は慌てたりしないのです。「きっともう来る・・・」待ちました。

 それから約10分後、1度目の電話をしました。「スミマセン、1度に何軒か廻っているので遅くなっているんだと思います。でももう出てますから。」そうかそれじゃぁ仕方ない。待ちましょう。

 そしてそれから10分後、もう12:20。やばいです。2度目の電話。「スミマセン、もう着くと思い・・・。あれっ!帰ってきた・・・。・・・・・・・・・、そちらにはもう届けたって言ってますけど・・・。」「えっ!家には何も・・・。」「○○区□☆-◎-△番の池田さんですよね・・・。おじいさんが出られて代金もちゃんと貰ってますけど・・・。」「家にはおじいさんはいませんけど・・・。」「えっ!?」

 その日はお昼抜きでした。さてオーダーもしていないお弁当が届けられてお金まで払って、僕のお弁当食ってしまったらしいおじいさん。あなたは何処の誰ですか?何てこと無い話ですが、僕にはとても不思議な出来事でした。

 とにかく、お昼抜きはイカンです。今年はどんなことが起こるのでしょうか?楽しみです。でも何かしら事件(?)が起きるならこういう平和なのがいいですね。

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1999/12/17 (金) 午後 1:13:14

 寒さも一段と厳しくなった。僕のPCは窓辺にあるのだけど、部屋の中からはまるで春の日のようなお天気に見える。でも一歩でも外に出ると、寒さが身にしみる。街路樹もすっかり葉が黄色くなっている。

 昨日は12/22・23に向けてのリハーサルだった。久しぶりに歌う曲なんかもあって、ちょっと苦労。懐かしいメンバー、懐かしいナンバー。楽しみですね、こうなると。

 マンダラのようなライヴハウスで歌うときは、極力、サウンドを作りこまないようにしている。あんなに近い距離にいて、キメキメのものになるより、歌う僕や演奏者達の息吹を感じられるものにしたいのだ。だから22日と23日は、たとえ同じ曲目だったとしてもぜんぜん違うライヴになると思う。雨の降る日には雨の日なりの、晴れた日には晴れた日のような、日々の変化の中で感じるままに。「音楽が完成されていない」というのとは違う変化。(大きい会場のときも基本は同じかな・・・。)お楽しみに!

 しかし、今年後半は、いつもは余裕綽々(?)の僕が何かに追い立てられるような気分で過ごしてしまった。舞台のこともあったし、このHPの更新もペースが遅くなってしまった。ようやく自分のことが動き出したのだけど(詳しくは来年に・・・)、まだまだ問題は多そうだ。写真をゆっくり楽しむ暇もない。

 写真といえば、僕が最近はまっているカメラをちょっと紹介しよう。ロシア製で名前は「lomo」。ライカやニコンには及びもつかない安〜いカメラ。比べるほうが間違っている。はっきり言って作りも「安い」。日本製の最新式のコンパクトカメラのように使いやすくもない。でも良いんだな、これが?

 妙なかわいさ。不器用さ。何故かきれいに撮れたりもする。(時々ね。)それもアジってやつでしょうか。「lomo」にはカラーフィルムを入れて楽しんでいる。写真のページがカラーで更新される日も近い!?

 このカメラ「lomo」に興味を持った方はこちらをどうぞ!lomographc japan

 とりあえず、年末のライヴが終われば少しゆっくり出来そう。そういえば24日にも歌うんだな。森雪之丞さんのライヴのゲスト。急に電話があって行くことになったのだけど、まだ何も決まっていない。何をするのかな・・・?場所は横浜の「天使YOKOHAMA」、雪之丞さんがプロデュースしたレストラン・バーらしい。雑誌の招待でしか入れないって聞いていたのだけど、昨日の新聞には告知されていたなぁ・・・。START 19:30、¥ 8,000円(!)、クリスマス・イヴに暇な人(寂しい・・)のために問い合わせ先は「天使YOKOHAMA」045-664-4660、Tears Music 03-5389-0581。入れなかったら、ゴメン。

 ということで、僕はライヴ3days!頑張らねば。

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1999/12/02 (木) 午前 2:51:27

 やっぱり疲れたようだ。そりゃそうだ。よく考えてみると、30本ものツアーなんてしたことないし、同じメニューを演り続ける、っていうのも初めてのこと。今でも喉が枯れている。

 「ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている」に来てくれた皆さん、感謝します。ありがとう。来れなかった方、残念!まぁ、僕は何処かできっと歌っているので、次の機会に。

 新しいチャレンジだと言われた今回の公演。内容はシャンソンだし、そう言われても仕方ない。僕としては、いつもと変わりないのですけどね。身振り手振りは大きかったけど。結局は「歌」ですから、一緒です。そう思いませんか?

 今回共演させてもらった前田美波里さん、島田歌穂さん、黒田アーサーさんの三人は本当に良い人ばかりで、こんなに楽しく初舞台を過ごしていいのだろうか?って気持ちになりました。あんなにスターな方々が奢ることもなく、一緒に苦しみ、一緒に悩み、一緒に舞台を作り上げていかせてもらえるなんて、凄い経験ですね。人間に深みがありますね、このお三方は。

 歌もそうですが、人間としていろんなことを学ばせていただいた2ヶ月でした。

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1999/11/17 (水) 午前 2:28:01

 PCもようやく乗り換えに成功し、こうして久しぶりの日記を書いている。もうすぐWindows2000がでるという噂だが、僕のマシンはようやく95から98へとグレードを上げた。めでたし、めでたし。

 『ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている』に対する皆さんからの沢山の励まし、ありがとうございます。慣れないことをやっている今、そういうメッセージたちが僕の支えです。髭も伸びます!(なんのこっちゃ!?)

 決まり事が多い今回の舞台ですが、いつも自分のライヴをするのと、気持ちの上では、まった変わりはないものです。曲のタイプ、歌詞など、新鮮な分、今までとは違う楽しみもあることはあるのですが、やはり僕は基本的に歌手なんだな、と実感しました。人前で歌うことが何と楽しいことか。

 今回の公演に限って云えば、僕を知らない人の割合の多いこと!いわゆるミュージカル・ファン、シャンソン・ファンにとって、池田聡はまったくの「無名」です。聞いたこともないって方が沢山いたはず。実際、50〜60歳台の、いわゆるジャック・ブレル・ファンには存在さえ知らなかった人もいるでしょう。

 今回の公演の僕の気持ちを簡単に云うなら、僕はストリート(道端)で歌っている気持ちになっている、ってところでしょうか。誰も僕を知らない人たちを前に、足を止めさせ、耳を傾けさせる。勝負をする気持ちはないけど、歌い甲斐がある瞬間ですね。もちろん普段のライヴでも同じです。足を止め、耳を傾けている人たちに、予想以上の時間を共有してもらう。ある意味では、そのほうが難しいことですからね。

 20日から28日までで、あと12公演。終わったらどんな気持ちになるのでしょうね。ツアーやコンサート、ライヴが終わったときのような、達成感と寂しさが残るのでしょうか。

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'99/10/9 1:32:18 am

 時は過ぎてゆく。早いもので、もう10月も1/3過ぎてしまった。『ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている』の初日まで、あと僅か1週間。どうなってしまうのでしょうか?

 他の出演者の方やスタッフの皆さんとも少しづつお話させていただいているわけですが、同じ「音楽」を介しているにもかかわらず、だいぶ作りこみ方が違うようです。

 とにかく今回の舞台の方が“作っていっている”感じがします。(普段の僕のライヴに比べれば、何でもそう感じるかもしれませんが・・・。何せ台詞の一つさえ決めないライヴなので・・・。)

 そう言えば、皆さんお気づきでしょうか?今回の出演者、前田美波里さん、島田歌穂さん、黒田アーサーさん、そして僕の共通点。簡単な事なのですが、今日の稽古(リハとかリハーサルって言わないのかな、やっぱり)で島田歌穂さんが発見したのです。

 それは、・・・全員“田”が付く苗字だってことです。キャスト全員が「○田」さんだということに気づいて、一同暫し驚いてしまいました。皆さんは気づいていましたか?

 これも何かの縁かもしれません。

 さて問題の舞台ですが、歌詞ですよ、やっぱり大変なのは。先日の佐山さんのライヴでも大問題だった歌詞。シャンソンの歌詞ってみんなこうなの?ってぐらい難しい。ワザと意地悪でもされているような気になってしまいます。どのくらい難しいかは、皆さん見てのお楽しみ!僕の苦悩をとくと御覧あれ!?

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